諏訪大社上社本宮

※写真提供:諏訪市観光課・長野県観光協会 諏訪大社上社本宮

諏訪大社上社本宮の概要

諏訪大社は、諏訪湖の周辺に4箇所の境内地をもつ神社です。
諏訪湖をはさんで南に上社、北に下社があり、さらに上社は本宮と前宮、下社は春宮と秋宮に分かれています。
このうち、諏訪市に所在するのは諏訪大社上社本宮です。

 

全国各地にある諏訪神社総本社であり、 国内にある最も古い神社の一つとされております。
諏訪大社の歴史は大変古く古事記の中では出雲を舞台に国譲りに反対して諏訪までやってきて、そこに国を築いたとあり、また日本書紀には持統天皇が勅使を派遣したと書かれています。
諏訪大社には本殿と呼ばれる建物なく上社は御山を御神体として拝しています。

 

諏訪大社の祭神

・建御名方命(たけみなかたのみこと:日本神話に登場する神)
・八坂刀売命(やさかとめのみこと:神道の女神で、建御名方神の妃神)


雷電為右衛門

記紀神話が伝えるところでは、天照大神の孫、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の降臨に先立ち、武甕槌命(たけみかづちのみこと)が、出雲を支配していた大国主命に国譲り、つまり出雲王朝の支配権を譲渡するように迫ったといいます。
これに対して、大国主の長男である建御名方命が、国譲りに反対し、武甕槌命と力比べをしたが負けてしまいました。
そこで建御名方命は諏訪まで逃れ、その地で王国を築いたといいます。
諏訪大社の起源は、この神話にあるといわれていますし、この力比べが後の「相撲」となったともいわれています。
254勝10敗2分という通算成績を誇り、大相撲史上最強の力士と言われている江戸時代の力士、雷電為右衛門(らいでん・ためえもん)の像があるのももしかしたら関係あるのかもしれませんね。


MAP諏訪大社上社境内

諏訪大社上社の境内

諏訪大社上社の境内には不思議が一杯あります。
お参りの際のご参考になれば幸いです。
上の写真に赤い矢印があるのがお解りいただけるかと思いますが、これがおすすめの参拝ルートです。

 

狛犬

北側参道(正面の参道)を入るとすぐに狛犬が鎮座しています。
この狛犬、胸を張ってとても偉そうに(?)しているので通称「いばり狛犬」と呼ばれていたりします。
材質が普通とちょっと違っています。(青銅製)

 

明神湯
明神湯

諏訪大社上社本宮の正面から入ってすぐ左手にある手水舍。
しっかりとお清めをしてから参拝を、と思って近づいてみると手水舍の水から湯気が立っています。
そう、実はここの手水舍から出ているのは神様も浸かっていらっしゃる温泉で、「明神湯」と名付けられています。

 

御柱

しっかりとお清めをしてから参拝を、と顔をあげて見ると、そこにどど~んと大きな木が立っています。
これが数えで7年に一度行われる「御柱祭」の本宮一の柱です。
この御柱は、四隅に合計4本立っており、それぞれ一の柱から四の柱と呼ばれています。
お時間のない方は、このまま真っすぐ前の階段を上って参拝へ向かってもいいのですが、せっかくの機会なのでぜひ順路通りに参拝して見てくださいね。

 

雷電為右衛門の像

身長197cm体重172kmの大男。
254勝10敗2分という通算成績を誇り、大相撲史上最強の力士と言われている江戸時代の力士、雷電為右衛門(らいでん・ためえもん)の像があります。
手形もありますので、ぜひ自分の手と比べてみてください。
きっとその大きさに驚きます。

 

神楽殿の大太鼓

一枚皮を使った太鼓としては日本有数、年に一度だけ、元旦の朝(深夜)にのみ鳴ります。
音色は・・・さすが風説と経年に耐えてきた!という音です。
聴いてみたい場合には、元旦となる時に二年参りにお出かけくださいね。

 

布橋

御柱二の柱を過ぎると、Uターンして「布橋」に入ります。
長い橋(というより屋根付き廊下です。)になっていますが、これがどうして「布橋」という名前なのかは「大祝(おおほうり・諏訪神社最高の神職=諏訪氏)のみが歩行を許され彼が通るときには布を敷いた。」ということに由来があるようです。
今はどなたでも通行可能ですので、往時に想いを馳せながら歩いてみるのもいいかもしれませんね。
しかし、なぜ「橋」なのかははっきりとわかりません・・・

 

幣拝殿

長い道のりを経て、やっと幣拝殿に到着し参拝を・・・
参拝の前に、よく見てください。
幣拝殿と左右片拝殿のみで本殿を持たない、諏訪造りという独持の様式となっていますが、実はこの幣拝殿は「そっぽ」を向いています。
厳かな雰囲気ですが、普通はご神体を正面にするかと思うのですが、ご神体である「神体山」は幣拝殿に向かって右側になってしまいます。
「諏訪大社前宮を向いている」などのいろいろな議論があるようですが、どうなのでしょうね。


諏訪大社上社の七不思議

諏訪大社には、不思議な現象や事柄の「七不思議」があります。
「本当でしょうか?」と思うものから、科学的に立証されている御神渡りのようなものまであります。

 

その1:元朝の蛙狩り

蛙狩神事において、御手洗川の氷を割ると必ず2、3匹のカエルが現れる。
「蛙狩神事」とは、元日の朝に上社本宮で行われる神事で、付近の川で冬眠している蛙を捕らえ、生贄として神前に供える神事のこと。
カエルが必ず見つかるのでそれが不思議とされているようなのですが、蛙狩神事そのものの方が不思議です。
なぜに行われているのかの明確な定義はないようです。

 

その2:高野の耳裂鹿

御頭祭(おんとうさい)では神前に75頭の鹿の頭を供えたが、毎年必ず1頭は耳まで口の裂けた鹿がいたという。
御頭祭とは、4月15日に上社で行われるお祭りのこと。
現在では、鹿や猪の頭の剥製が使われていますが、いわゆる大地の恵みを神様に捧げる神事です。
これもどうして75頭なのか、御頭祭そのものの方が不思議に感じてしまったりします・・・

 

その3:葛井の清池

茅野市・葛井神社の池に、上社で1年使用された道具や供物を大晦日の夜に沈めると、元旦に遠州(静岡県)の佐奈岐池に浮く。
昔は葛井神社の「清池」の底に時空の歪みがあり、何かの条件で静岡県までタイムスリップをしていたのかもしれません・・・

 

その4:宝殿の天滴

一の御柱から二の御柱へ向かう途中に、「宝殿の天滴」で知られる「天流水舎」があります。
どんなに晴天が続いても上社宝殿の屋根の穴からは1日3粒の水滴が落ちてくる、日照りの際には、この水滴を青竹に入れて雨乞いすると必ず雨が降ったと言われる・・・というもの。
まさか・・・と思い、実地検分すると(水滴が落ちてくるかは別として)ちゃんと屋根にパイプみたいなものがくっついています。

 

その5:御神渡り(おみわたり)

上社の男神の「建御名方命」(たけみなかたのみこと)が、下社の女神である「八坂刀売命」(やさかとめのみこと)に会いに行った足跡。
諏訪湖の自然現象で、最近では地球温暖化の影響もあるかと思いますが、毎年見ることはできなくなってしまいました。
御神渡りについては■homtaすわの「御神渡り」ページ■でご確認ください。(見る・自然風景)

 

その6:御作田の早稲

御作田は6月に田植えをしても7月下旬には収穫できたと言います。
6月初旬に御田植祭が行われています。

 

その7:穂屋野の三光

御射山祭の当日は、必ず太陽・月・星の光が同時に見えると言う。
御射山祭(みさやまさい)とは、上社の狩猟神事で、中世には青萱の穂で仮屋を葺き、神職その他が参籠の上祭典を行なうことから「穂屋祭り」の名称もあります。
鎌倉時代に幕府の命で御射山祭の費用を信濃の豪族に交代負担することが決められ、参加する成年期の武士(と馬)はこの祭で獲物を射止めることで一人前の武士、成馬として認められたというものですが、現在では規模は小さく行われています。 (農作物の豊穣祈願と二才児の厄除健勝祈願)

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諏訪大社上社本宮

諏訪大社上社本宮外観諏訪大社上社本宮写真2諏訪大社上社本宮写真3

全国各地にある諏訪神社の本社。

全国各地にある諏訪神社の本社。
その起源は定かではなく、国内にある最も古い神社の一つとされています。

住所諏訪市中洲宮山1
電話0266-52-1919
ホームページhttp://suwataisha.or.jp/kamisya/honmiya/index.htm
駐車場あり